展覧会
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第97回企画展 愛蔵こけし
郷土玩具の一つである「こけし」。その発生には諸説ありますが、江戸時代後期(1800年頃)から作られ始めたと考えられています。東北地方の湯治場みやげとして売られるようになったこけしは、子どもの玩具からやがて大人の鑑賞対象へと変わっていきます。第3次こけしブームと言われる現在、昭和40〜50年代の第2次こけしブーム世代の愛好家に加えて、若い女性たちもこけしの産地を巡りこけしを集め、こけしのある生活を楽しんでいます。
現在東北6県で11系統に分類されている伝統こけしは、親から子へまた弟子との師弟関係を通してその型が受け継がれ、家系図のようにそのこけしや工人の名が残っていくという他の郷土玩具とは違った特異性があります。
今回の展覧会では郷土玩具のコレクターより民芸館に寄贈された主に昭和40年代に収集された伝統こけしをその系統別に約500点展示します。受け継がれる伝統、工人の個性、表情豊かで愛らしいこけしたちをどうぞご覧ください。
- 開催期間
- 2018年12月22日(土)
〜2019年05月12日(日) - 観 覧 料
- 無料
- 会 場
- 第2民芸館