展覧会
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第100回企画展 染型紙の技と美-伝統文様から「かわいい」まで-名古屋造形大学所蔵・石井コレクションを中心に
染型紙とは柿渋で貼り合わせた和紙(型地紙)に彫刻刀で文様を彫り抜いたもので、着物や手ぬぐいなどを染めるために用いられてきました。本来染めの道具である染型紙ですが、伝統的な技法で細かく彫り抜かれた染型紙は、そのもの自体でも美しく、四角い和紙の中に表された文様は、時代の粋を感じるデザインです。 今回ご紹介する名古屋造形大学所蔵・石井コレクションの染型紙は、明治24年(1891年)に名古屋で創業した「石井染工所」が所有していたもので、明治から昭和にかけての名古屋の着物ファッションを支えてきたものと言えます。現在は染型紙としての役目を終えて名古屋造形大学に研究資料として保存されていますが、今回の展覧会を通してその価値を再認識し、今後の新たな活用について考えるきっかけとなれば幸いです。
- 開催期間
- 2020年03月17日(火)
〜2020年06月14日(日) - 観 覧 料
- 無料
- 会 場
- 第2民芸館