豊田市民芸館
 
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豊田市民芸館
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三代澤本寿(1909-2002年)は松本市に生まれ、静岡で型絵染作家としての道を歩みはじめました。柳宗悦(むねよし)と染色家・芹沢錐介(けいすけ)との出会いによって民藝運動に開眼し、小学校時代の同級生・丸山太郎らと戦後の松本を民藝運動で復興しようと尽力しました。細々と続く伝統工芸の技術を後世に残そうと、三代澤はその道の指導者を松本へ招き、講習会や保存のための調査を行い、良質のものを全国、ひいては世界へ発信すべく奔走しました。それは丈夫でかつ美しいものを日常使うことで、庶民の暮らしと生産する工人の暮らしを豊かなものにするための知恵でした。
やがて民藝運動から離れた三代澤は、クラシック音楽を愛し、60歳を過ぎて山に登リ、富岡鉄斎のことば「万巻の書を読み、万里の旅をせよ」を座右の銘に中近東やヨーロッパなど海外で精力的に取材しました。その行動力と培われた審美眼から生まれた作品は、骨太で力強さと軽やかなリズム感を併せもち、今も変わらぬ新しさを感じさせます。
この展覧会は、その三代澤本寿の初期から晩年までの作品を紹介する初めての回顧展です。知られざる染色工芸の巨匠の全貌をぜひご覧ください。

 

 
 
 
 
 
   
 
   
   
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